宅配クリーニングと店舗型を比較。どこが違うの？
店舗型と宅配クリーニング、それぞれのメリットデメリット
宅配クリーニングと店舗型クリーニングにはそれぞれにメリットとデメリットがあります。知識を身に付け、必要に応じてかしこく使い分けましょう。
- 宅配クリーニングのメリットは
- お店まで衣類を運ぶ手間がいらない
- 24時間依頼ができる
- 保管サービスを利用すれば収納場所が節約できる
- 宅配クリーニングのデメリットは
- 仕上がりスピードが遅いところもある
- クリーニングについての細かな要望が伝えにくい
といったところです。
- 店舗型クリーニングのメリットは
- 自分の好きなときに店舗へ行ける
- クリーニングについての要望を直接伝えられる
- 店舗へ行けば急な依頼にも対応してもらえる
- 店舗型クリーニングのデメリットは
- 店舗まで行かなくてはならない
- 衣類を自分で運ばなければならない
ということです。
ところで、宅配クリーニングと店舗型クリーニングは、価格や仕上がりの点では差がないのでしょうか？比較してみましょう。
クリーニング価格の違いは？ 店舗と宅配どちらが高い
「宅配クリーニング店は高い」と思い込んでいる人も多いのではないでしょうか。確かに、ワイシャツ1枚あたりやコート1点あたりの料金を比較すると多くの場合、宅配クリーニングの方が店舗型よりも高額です。しかしこれはサービス料が含まれているから。衣類1点あたりのクリーニングにかかる費用だけを見ると、実は店舗型も宅配クリーニングもほとんど変わりません。サービス料も考慮に入れると、価格の面では宅配クリーニングと店舗型クリーニングにはほとんど差をつけられないと言えるでしょう。
また、宅配クリーニングにはパック料金で価格を設定している業者があります。ロングコートやスーツなど1点ずつ出したら高額の費用がかかるものも、パック料金なら1点あたり500円ほどに抑えられることも。依頼する洗濯物の量によっては宅配クリーニングの方がお得になるのです。
一見すると宅配クリーニングの方が店舗型より高く思えても、「サービス料金が含まれている」ことや「パック料金が利用できる」ことなどを考慮して、総合的に判断する必要があります。見た目の価格にまどわされず自分にとっても最もお得に利用できる方を選択しましょう。
キレイに仕上げてくれるのは宅配クリーニング？店舗型？
宅配クリーニングと店舗型クリーニングでは、仕上がりに違いはありません。もし、両方のクリーニングを利用してみて仕上がりに差があるように感じたとしてもそれは業者の実力の問題。宅配か店舗型かとは関係がないのです。
「店舗型のほうがキレイに仕上がりそう…」と思っている方は恐らく、「宅配クリーニングは工場で洗濯していて、店舗型はお店のなかでやさしく洗ってくれている」と考えているのでは。実は、最近は店舗型クリーニング店でも工場で洗っているところも多いのです。洗い方が同じなのですから仕上がりに差がないのも当然ですね。
宅配クリーニングは洗濯した衣類を梱包して配送しなければならないので、その際にたたみジワがついてしまうことがあります。ですが、多くの宅配業者はそれぞれにたたみジワ対策を行なっており、配達された衣類をすぐに取り出してハンガーなどにかけておけば、たたみジワはすぐとれるようになっているのだそう。やはり、宅配クリーニングと店舗型クリーニングの仕上がりに差はないようです。仕上がりで選びたいという方は、業者ごとの口コミなどを参考にすることをおすすめします。
宅配クリーニングと店舗、どちらのサービスが優れている？
サービス面に関しては宅配クリーニングの方が店舗型クリーニングよりも優れているといえます。まず、クリーニング自体のサービスはどちらもほとんど同じです。シミ抜きや撥水加工、スピード仕上げといった店舗型クリーニングで行なっているサービスは宅配クリーニングも行なっています。宅配クリーニングにはそれに加えて、「衣類の集荷・配送」や「WEB・メールでの24時間対応」などのサービスがあり、店舗型よりも利用者の幅広いニーズに対応しているといえるのです。
では、店舗型クリーニングでしか受けられないサービスはないのでしょうか。店舗型はお客さんと店員さんが直接やり取りをするので、クリーニングについての希望が伝えやすく、細やかなサービスを受けられます。しかし、実際にお客さんの要望に応えられるかどうかはクリーニング店の腕次第。仕事の丁寧な宅配クリーニング業者が多数あることを考えると、「細やかなサービス」は店舗型に特有のものとは言えません。
やはりサービス面では宅配クリーニングの圧勝だと言えそうです。
宅配クリーニングと店舗型でのシミュレーション比較
宅配クリーニングを利用する場合と、店舗型でクリーニングをする場合のシミュレーションを比較しました。比較した内容は下記の通りです。
・利用にかかる時間
・コスト
サービス内容では宅配クリーニングの方が優れています。しかし、クリーニングを出す方にとってきになるの、スピード感やそれにかかるコストのはず。それらを詳しく説明します。
店舗型を利用した場合にかかる時間とコストは結構重い
店舗型はクリーニングを施してもらいたい衣類を、ご自身で持ち込まなければなりません。近くに店舗型のクリーニング店があれば、楽かもしれません。しかし、クリーニング店が近くに無い場合には、持って行くこと自体が大変な作業になります。
店舗型クリーニングは、依頼する店舗にもよりますが、大抵3日ほどで仕上がります。ただ、仕上がるのが早くて、それらの衣類を店舗まで取りにいかなければなりません。取りに行く場合は、車を利用するかもしれませんよね。その場合も、ガソリン代が加算されます。店舗型は、「労力的」「金銭的」「時間的」にも重めのコストがかかってきます。「クリーニングがめんどくさい」という意識をお持ちの方は、「持って行くこと」と「取りに行くこと」が原因にあるでしょう。
宅配クリーニングはとにかく便利
宅配クリーニングは衣類を仕上げる時間が、店舗型のクリーニングよりも少しだけ遅いように感じられます。しかし、クリーニングを仕上げるスピードは業者によっても変わってきますので、一概に全ての業者が遅いとは言えません。
宅配クリーニングは、自宅からパソコンまたは、スマートフォンでクリーニング申し込みことができます。その後、あなたの自宅まで配達員が衣類を取りにくるので、わざわざ店舗に出向く必要はありません。
それに、宅配クリーニングでは、受取日もご自身で決めることが可能です。お仕事をされていて、昼間は仕上がった衣類を受け取れない場合もあるでしょう。そんな場合には、受け取りをお仕事が休みの日に指定してもらうことで、希望日にお届けすることが可能です。
中には、「早朝便」「夜間便」がある宅配クリーニング業者もあります。そういった面から、クリーニングをする際には、お客様のライフスタイルに合わせた「宅配クリーニング」がオススメでしょう。店舗でクリーニングをするよりも、宅配クリーニングの方が「労力的」「時間的」なコストは一切かかりませんよ。
