

4.仕上がりの良さ

ここでは、宅配クリーニングを選ぶときのポイント、「仕上がりの良さ」について紹介します。
安さも魅力の宅配クリーニング。ですが、仕上がりがマズイならNGです。せっかくクリーニング業者にお気に入りの衣類を託すのですから、仕上がりも重要なポイントですね。安くてもプロの仕事を感じさせてくれる会社を選ばなくてはならないのは当然です。
なぜなら、あなたはお金を支払うお客様だから。実際の店舗や工場が見えないからといって手抜きをされては、お金を支払いたくなくなるというもの。担当してくれるスタッフの働きぶりがイメージできないからこそ、きちんとケアしてくれる会社を厳しくチョイスする。これが私たちが賢い消費者でいるための大事なステップです。
では、実際に宅配クリーニング会社選びをする際に注目しなければならない点についてご説明しましょう。
洗剤や溶剤の質、手仕上げへのこだわりは?
クリーニングの際に必須のものが、業者専用の洗剤や溶剤です。自宅で洗えない衣服をキレイにしてもらうために必要なものなのですが、これをケチってしまったり、ろ過や交換を怠ったりしている業者は失格です。
お客さまからは見えないクリーニング工場であるからこそ、商売道具ともいえる洗剤・溶剤に気を配っておかなければならないのです。安さをウリにしているクリーニングチェーン店から戻ってきたばかりのセーターの手触りが悪くなっていたという経験をお持ちの方も少なくないでしょう。
こんな「がっかり体験」をしないためには、クリーニングのキモともいえる洗剤・溶剤の質にこだわりを持つ会社を見極めなければなりません。今気になっている宅配クリーニング会社は、この商売道具に自信を持っていますか?
アイロンやプレス機を使ったプレスの良し悪し
Yシャツやスラックス、綿のブラウスなどをクリーニングに出す理由の一つに「パリッとした仕上がり」があります。きちんとプレスされたシャツに腕を通す瞬間の気持ちよさといったらありません。
スラックスならばプレスの効いた1本線が、またたまりません。これを実現するのも、職人さんの手仕事です。本物の職人さんは、国家試験であるクリーニング師の資格保有者。衣服の生地やスタイルに応じて、細かな部分まで手当てをしてくれます。
プレス機の使用によってコストダウンを図るクリーニング業界ですが、職人さんがいてくれてこそ良い仕事ができるのです。プレスがきちんとできていないと戻って来るときに箱の中でかさばってしまい、型崩れの原因にも。口コミを参考に業者選びをしたいものです。
しみ抜き処理は料金内かオプション費用か
仮に自宅で洗えるものであってもクリーニングに出さざるを得ないのが、しみの出来てしまった衣類。しみの種類によって、元の状態に戻すための手法は様々。生地やしみの種類との兼ね合いで洗剤を組み合わせてみたり、浸け置き・叩き出しなどの方法を選択したりしなければなりません。
このしみ抜きこそ技術を問われる部分です。愛着のあるものだからこそクリーニング業者に託すのですから、技術力の高いクリーニング業者を選ばなくてはなりません。
「ここになら出してみたいな」と思っている宅配クリーニング業者のサイトには、しみ抜きに関しての記述があるでしょうか。サービスでしょうか?オプションではありませんか?難しい種類のしみでないのなら、当然のサービスとして料金内で収めてくれるところが望ましいです。



