

頼めるアイテムと頼めないアイテム
宅配クリーニングには、クリーニングできるものとそうでないものがあります。どれが頼めてどれが頼めないアイテムなのか、事前にしっかりチェックしておきましょう。
クリーニングのプロフェッショナルなら、どんなものでも洗える。そのように考えている方はいませんか?
実際には、さすがのプロでもすべて洗えるわけではありません。クリーニング店のホームページを見ると分かりますが、取扱い自体をお断りしている品目も存在しています。また、本来なら依頼を受ける衣類でも、検品の後に業者が取扱いを断り返品してくるケースも。
どういった種類の衣服がOKとなりNGとなるのか。一部その理由もあげながら、該当品目の一例を書き出していきましょう。
クリーニングできないものを把握してかしこく使おう!
一般的なクリーニング店で取扱除外対象となっている品目を紹介します。クリーニングに出せない、または受けつけてもらえない品目の代表には以下が該当。
このなかには業者によって受けつけてもらえるものもありますが、それについては別途説明します。
- 皮革・毛皮製品
- 着物・和服類
- 肌着・下着類(水着、靴下も含む)
- 帽子・ドレスなど輸送中に型崩れが危惧されるもの
- スパンコールやビーズ、ラインストーンなど装飾品が多数の衣類
- 破れなど破損がある衣類
- ゴム引き製品(マッキントッシュなど)
- 洗濯表示がすべて×の衣類
- その他、クリーニング不可能と業者側で判断したもの
こういったものが、一般的なクリーニング店で取扱除外となっています。布団、カーテン、じゅうたん、カーペット類や靴、バッグなどのクリーニングメニューがサイト上に記載されていない場合は、これらも除外対象となります。
下着や靴下といった衣類も、衛生上の問題により受けつけません。
その他、以下のような衣類もNGとなる可能性が高いです。これらについては、理由も一緒に記しておきます。
- 乾いていない、濡れた衣類
- 運搬中にニオイやカビ、しみのつく可能性。他の衣類へも移ってしまう。
- プリント加工のあるシャツなど
- プリント自体の耐久性が低く、クリーニングではがれ落ちるおそれ。
- ボンディング加工の施された衣類
- 加工の取れる恐れ。生地と生地をボンドで貼り合わせた加工のため、クリーニングで剥がれやすい。
- あまりに不衛生な衣類
- 汚れの範囲が広すぎる(血液、長期間放置されたと判断されるしみ汚れなど)、動物の毛がいくつも付着している、カビが生えているなどの衣類。もはや汚れが取れない、業者の洗濯機材自体や他の正常な衣類まで汚染されるといった理由。
- ポリウレタン素材が使用された衣類
- 製造から3年間程度で寿命となり、劣化が早い。すでに劣化している場合は検品の時点でNGとなるケースが多い。
クリーニングに安心して出せるアイテムはこれ!
一般的な業者でクリーニングOKとなる一例は以下の品目。一覧をみてみましょう。
- スーツ(上下)
- ジャケット
- ワイシャツ、ブラウス
- ズボン(スラックス、ジーンズなど)
- スカート
- コート
- ダウンジャケット
- スカーフ
- ネクタイ
- ストール
- ワンピース
- スキーウェア
- カーディガン
- Tシャツ
- セーター
- トレーナー
- グラウンドコート
- ジャンパー(革以外)
- 学生服
- 白衣
- ナース服
- 作業着
- コック帽、コック着
- 割烹着
- エプロン
- シーツ
- ベッドカバー
- 足袋
- 座布団カバー
- マフラー
基本的に水洗い、ドライクリーニングいずれかで洗濯できる衣類ならOKです。検品時にNGと判断されたものは、たいていの業者がクリーニング完了した衣類と一緒に返送してきます。あるいはクリーニング前に、ユーザーへ問い合わせてくるケースもあります。その際にはしっかり説明を聞きましょう。
Tシャツなどは、なるべく色移りしないものが望ましいですね。
クリーニング業者によっては、一般的にはNGでも独自のラインでOKとしている衣類があります。その一例を提示しますので、参考にしてみてください。
- 皮革類や毛皮製品
- 靴、カバン、バッグ
- 布団、じゅうたん、カーペット、カーテン
- プリント加工
- スパンコール、ビーズ、ラインストーン装飾衣類
- ポリウレタン使用衣類
業者ごとにそれぞれ得意分野や個性があり、技術力に優劣があります。洗剤、溶剤、工程や機材の差もあります。ゆえに取扱品目に変化が生じるので「これはクリーニング可能かな?」と迷ったら、まずは業者サイトに記載された除外対象品を確認しましょう。
また、一般的にクリーニング業者がOKしないポリウレタン素材衣類やスパンコールなど装飾が多い衣類については、受けつけるとしても特別料金が不可欠になると考えたほうがよいでしょう。