小物(ネクタイ・スカーフ・マフラー・帽子)
着こなしのポイントになるネクタイ・スカーフ・マフラー・帽子などの小物類は、素材も縫製などの加工方法も多種多様です。そのため洗う温度や使用できる洗剤・薬品も異なっているので、家庭でのお手入れは意外に大変です。異素材を組み合わせたものなど、洗うことができない小物も多いものです。
ネクタイは繊維に対して斜めに裁断した生地で作られるため、慎重に洗わないとヨレやくたびれ感が出て使い物にならなくなってしまいます。型崩れして伸びきってしまったネクタイを締めても全くかっこよくありません。素材にはシルクを使ったものが多く傷つきやすいため、手入れの難易度は衣類以上に高いのです。
素材の取り扱いに関してはプロに任せるのが1番の得策!大切な小物を長く使用したいなら、クリーニングサービスを利用してみましょう。「小物1点だけをクリーニングに出すのはなんだか億劫」という方には宅配クリーニングサービスがおすすめ。依頼して集荷を待つだけなので、1点だけでも気軽に依頼できちゃいます。しみ抜きサービスや割引キャンペーンなど、お得なイベントも豊富ですよ。
ネクタイ・スカーフ・マフラー
ネクタイやストール、マフラーなど首周りに巻く小物は細菌の温床です。衣類よりもなんとなく「汚れていない」「まだ大丈夫」と思いがちですが、首周りは体温が高いので皮脂汚れや汗シミがつきやすいもの。口元に近い位置にある分、食事や煙草の匂いがしっかり付着してしまいます。最低でも3か月に1回の周期でメンテナンスしましょう。
ネクタイは繊維に対して斜めに裁断した生地で作られるため、慎重に洗わないとヨレやくたびれ感が出て使い物にならなくなってしまいます。型崩れして伸びきってしまったネクタイを締めても全くかっこよくありません。素材にはシルクを使ったものが多く傷つきやすいため、手入れの難易度は衣類以上に高いのです。
素材の繊細さはスカーフとマフラーも同様。スカーフはカシミアやシルクなど高級素材を使用しているものばかり。おまけに生地がとても薄いのでヨレやすいのが特徴です。マフラーは水を吸った後だと変形しやすいため、洗い方はもちろん干し方に注意する必要があります。色写りしてしまう可能性が高いとても危険なアイテムでもあります。もし、オシャレ着用洗剤で小物をまとめて洗ってしまった日には、他の小物にも色移りしてしまい、サヨナラしなければならない結果になるかもしれません。
帽子のクリーニング
帽子は頭と顔(額の生え際)に直接ふれる小物です。頭は体のなかでも皮脂が多く、汗蒸れもしやすい場所です。帽子を使うたびに、頭皮と髪の脂や汗、顔についたファンデーションなどのメイク汚れが付きますが、そのつど汚れをキレイに落とす人は少ないものです。
また帽子には日光や雨も直接当たるので、汗や雨による湿り気が原因のカビも生えやすいものです。カビは目に見える部分は取り除くことができますが、繊維の奥の見えない部分にカビが残ってしまうと、またも生えてしまいます。
汚れやすく、また汚れの種類が多い帽子ですが「長年愛用していても一度も洗ったことがない」という人も多いのではないでしょうか。帽子は立体的で縫製も複雑、また布と革、ニットと毛皮など異素材の組み合わせも多いので、家庭での洗濯が難しいアイテムです。縮みや型崩れもしやすいので、ここはプロに任せてクリーニングに出すのが無難です。新品同様にパリッと形を整えてくれる「糊付け」をしてくれる業者もあります。さらに帽子は日光も雨もダイレクトに当たるので、撥水加工やUVカット加工などのオプションも併せて利用するのもおすすめです。
小物クリーニングの価格相場
ネクタイの宅配クリーニング相場
ネクタイの宅配クリーニング相場は300〜700円ほど。仕上げへのこだわりによって金額に幅があるようです。相場から大きくはみ出さないところなら間違いはないでしょう。有名な詰め放題サービスのあるところを利用すればより安くなりますが、よれてしまう可能性が高いのであまりおすすめできません。形状を気にするなら1点ごとに依頼した方が良いでしょう。
スカーフ・マフラーの宅配クリーニング相場
スカーフとマフラーの宅配クリーニング相場は500〜1,000円ほど。ブランド物のスカーフになるともう少しお値段が上がることもあるようですが、基本的に低価格でサービスを受けられます。ネット上のサービスを利用すれば、店舗を構えるクリーニング店より低価格で小物クリーニングを頼めますよ。一部、業者によっては素材や大きさで追加料金が発生することもあるので、先にチェックしておくのがおすすめです。
帽子の宅配クリーニング相場
まず宅配クリーニング業者の中には、帽子は取り扱っていない所も多いので、事前の確認が必須です。帽子のタイプ・型・素材に応じてクリーニング料金が違う場合が多く、業者のサイトの料金表を確認し、問い合わせた上で利用するほうが安心です。
帽子の型による料金の違いは、つばなし帽子が600円?1,000円弱、つば付き帽子が1,000円弱?2,000円前後が多いようです。ただし、つば付き帽子の中でもシルクハットなど特殊なものになると、2,000円強?5,000円台まで料金の幅があります。素材による料金の差も大きく、布やニットなら1,000円台に収まっても、フェルト素材や麦わら、革と布など異素材を組み合わせた帽子になると2,000円?4,000円台になります。特に革や毛皮素材の帽子になるとクリーニング代も高価で、4,000円?6,000円台にもなります。
以上のように帽子のクリーニングは高額になりがちなので、事前にクリーニング業者に問い合わせて、見積に納得した上で依頼するのがベストです。
小物のお手入れはオプション豊富な宅配クリーニングで
小物を出す際の宅配クリーニング業者選びのポイントは「オプションの充実度」です。ネクタイのシミ抜きはセルフで行うと一歩間違えれば型崩れしてしまいますし、スカーフのシミ抜きも強くこすると美しい柄が消えかかってしまうため難しいもの。無料のシミ抜きサービスや再仕上げを受付けている業者を選ぶと心強いですよ。春にかけて花粉、梅雨時には雨、食欲の秋は首周りの汚れに悩まされるので、これからの悩みを解消してくれる「コーティングサービス」があるかどうかも押さえておくと良いでしょう。